【第10回:前編】セミナーレポート「中枢神経疾患に対する治療的介入手段としてのアクティビティの分析・評価・実践~「こけ玉/ハーバリウム作製」から見える・つながる作業療法~名古屋会場~」

皆様おはようございます、マーケティングチームの小池です。

お待たせいたしました! 1月20日(土)に行われた、

 

中枢神経疾患に対する治療的介入手段としてのアクティビティの分析・評価・実践~「こけ玉/ハーバリウム作製」から見える・つながる作業療法~名古屋会場~

……の、セミナーレポートをお送りいたします!


講師には、原 和子 先生(岐阜保健短期大学 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 特任教授・作業療法士)と村上 世都子 先生(ハーバリウム講師・介護福祉士)をお招きいたしました。

上記写真は、易しい言葉と柔和な笑みで解説を進めてくださっている原先生と、「作業療法とこけ玉」の概要を熱心に聴かれている受講者様。村上先生にご登壇頂きました「ハーバリウム」に関しては、後編でレポート予定です。


そう、今回のセミナーは二本立て。

前後編に分けて、実技セミナーの雰囲気が伝わる写真たっぷりでお送りいたします。その数、過去最高の15枚以上!

レポートの本文と画像も大増量の、特大号です!

資料も充実!

いつものスライド資料に加えて、原先生が執筆されました雑誌や園芸療法の書籍等も配布頂きました。

講義は、午前中は座学、午後は実技という構成。

上記写真は座学中の風景。原先生による実演(受講者様にもモデルとしてご参加頂きました!)や、豊富なスライド資料&書籍資料で進行しました。

そして昼休憩を挟み、いよいよ午後の実技タイムへ……。

お一人お一人に、「こけ玉」の材料となる苔南天を配布いたしました!

写真は一人分の苔。こちらをこねて、アクティビティを進めてゆきます。

企画スタッフいわく、「透明パックに詰めてあると、焼きそばみたいで美味しそう」。

机一面に並べられた、配布前の苔。芝生のようで壮観ですね。この素材を用いたアクティビティで、対象者さんにどのような影響を与えていくのでしょうか?

※「こけ玉」の効果の詳細は、後日公開予定の「原 和子 先生へのインタビュー記事」をお楽しみに!

いよいよ、実技スタート! 皆様、待ちかねた様子で作業に取り掛かられていました。

「土いじりなんて久しぶり」と嬉々としてこねられている方も。

ご受講下さった療法士の皆様ご自身が、楽しみながら行う作業の中で、「こけ玉」を用いたアクティビティの効果の高さを実感して頂けたのではないでしょうか。

「こけ玉」というと完成型はシンプルな球形を想像しますが、実は盆栽のように奥深く、作成者の個性が出るもの。土を台形にしてみたり、壷型にしてみたり、あえて南天を中央でなく土の端のほうに植えたり……と、みなさん思い思いの形に工夫されていました。


完成したキュートな「こけ玉」は、皆様にお持ち帰り頂きました。

育てることで長く楽しんで頂ける=ただ作るだけでは終わらない作業療法であるとのこと。

植物のお世話をすることで、対象者の方の精神にも継続して良い効果が表れるそうです。


現場での実践時に、ご自身の経験を交えながら説明すると、対象者の方によりやる気になって頂けるかもしれませんね!


次回は、村上 世都子 先生の「ハーバリウム」についてレポート予定です。

皆様力作の、とってもインスタ映え(!?)する素敵な作品写真もふんだんに掲載いたします。どうぞお楽しみに!

 

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